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花しるべ

「桜御膳」内のFiction別館サイト。取り扱いはポップンミュージック(非公式)が主。 初めての方は〔はじめに〕をお読み下さい。  
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first, midst, and last「始まりから終わりまで」(ハテナ・MZD)



ぼくはなんにもないところにいたの

ぼくはずーっと、ひとりだったの



 

 

 

 

 

 

 

 

 

+++first, midst, and last(始まりから終わりまで)+++

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だれかぼくと、いっしょにあそんでくれないかなぁ

うんととおくをみたら、だれかいるかなぁ

 

 

 

 

 

 

あ、みつけた!

おーい!

 

 

・・・あれ?きづいてもらえなかった・・・

つぎはべつのだれかにはなしてみよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

+++

みつけた。おーい!

 

 

 

 

「・・・アラ、随分きれいな歌が聞こえてくるわ」

きこえる?きこえる?ぼくのこえ

 

「えぇ、聞こえるわ。素敵な歌ね」

そこはどこ?

 

「此処?此処は海の底よ。ほら、綺麗な珊瑚や魚もいるわ」

そこはうみっていうの?さかなってなーに?

 

「貴方には見えてない?青い海や白い波が」

ぼく?ぼくはずっとここにいるもの。あおやしろもわかんないよ

 

「じゃあ、貴方のいる場所は何色なの?」

ここはなんにもないよ。なんにもないところなんだ

 

「そういえば貴方の姿も見えないわ。意識だけをここまで飛ばしているのね」

むずかしいことはぼく、わかんないよ

ねぇ、いっしょにあそんでほしいの

ぼくのいるところまできて、いっしょにあそぼうよ

 

「ふふ、素敵なお誘いなんだけど・・・私は此処で海の皆を守る役目があるから」

まもる?だれかをまもらなくちゃいけないの?

 

「そう。だから私はこの場所を離れるわけにはいかないの。ごめんなさいね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

+++

またみつけた。おーい!

きこえる?きこえる?ぼくのこえ

 

 

「何処からだ?すごく悲しい歌が聞こえる。聞こえるぞ、お主の歌」

そこはどこ?

 

「此処か。此処は森の中だ。今は新しい葉が芽吹きだす、特に綺麗な時期だ」

もり?そこはもりっていうの?はってなーに?

 

「見えていないのか?葉の緑や枝の色が」

みどり?ははみどりっていうの?

 

「そう。緑という色をしている。お主も見に来るとよい」

ぼくはいけないよ。ここにはなんにもないの

ねぇ、いっしょにあそんでほしいの

ぼくのいるところまできて、いっしょにあそぼうよ

 

「大層興味は惹かれるが、お主のいる場所には到底辿り着けそうもない。

 それに、森の民を見守る必要があるのでな」

・・・きみもだれかをまもるの?いっしょにあそんでくれないの?

 

「すまんな。他を当たってくれ」

 

 

 

 

 

「・・・気配が消えたな。あの者は一体何処に存在しているのだ・・・?

どちらにせよ私ではあの者を救うことは出来ん。

せめて私が出来ることとして、あの者の存在を吾奴に伝えるとしよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

+++

・・・あぁ、まただ。あのこにはきこえないみたい

なんで?なんで?

ぼくのこえは、とどかないのかなぁ

なんでかなぁ

 

 

かなしいなぁ

 

 

ぼくはだれかといっしょにあそびたいんだ

ぼくはいろんな いろ をみてみたいんだ

うみのあお も

なみのしろ も

もりのみどり も

もえるひのあか も

だいちのちゃ も

とりも はなも くもも いっぱいみてみたいんだ

 

それなのに

だれも

だれもぼくにきづいてくれない

 

 

 

 

 

 

いや

いや

いやだ

もう、ひとりぼっちはいやだ!

 

 

 

 

 

「・・・やーっと見つけたぜ。ホラ、つかまえた。

 

 全く、あいつ等にお前の存在を教えられてから随分経っちまった。

だってお前ってば、ちーっともあの場所から動かねぇんだもん。

あそこは全ての始まりと終わりの場所だ。流石の俺でも見えないし、踏み込めない。

『お前しか行けないんだから早く助けてやれ!』って、すげー催促されてたんだぜ?」

 

 

!!

だ、だーれ?きみは

 

「俺か?俺は皆から神とかMZDとか呼ばれてるよ。

 

・・・なぁ、もしやと思っていたけど、会って確信した。

お前の言葉は全部歌になっちまってるんだ。

だから普通の奴に話しかけても、歌としか聞こえない。

お前の歌を言葉として聞き取れるのは、特殊な力を持ってる奴くらいだ」

 

うた?ぼくはいまうたっているの?

 

「うーん、お前には自覚がないだろうが、そうなんだろうな。

俺でも歌の中に聞こえる微かな声を拾うのに必死だから。

まぁ練習したらお互いもっと良く聞き取れるだろうし、発音できるんだろうけど。

今は歌が聞こえるよ。綺麗なんだけど、すげー悲しそうで、寂しそうな歌が」

 

 

 

さみしい・・・?わかるの・・・?

ぼく、ずっとさみしかった

ずっとずっと、さみしくって

だれかくるのをずーっとまってたんだ

いっしょにあそんでほしかったの

 

 

「あぁ。あいつ等から聞いたよ。

でもな。選択肢は『誰かが来るのを待つ』だけじゃなくて

   『自分から誰かに会いにいく』ってのもあったんだぜ。

 

そしてお前はさっき、自分から動いた。

だから俺はお前の存在に気が付いて、こうして出会うことが出来た。

お前は自分の意思で殻を破って、本当の意味で今、うまれたんだ」

 

うまれた・・・?

そっか、ぼくはうまれたのかぁ

 

 

「俺に付いて来るか?世界はここだけじゃない。見せてやるよ。

世界ってのはもっとずっと綺麗で、楽しくて、キラキラしてるってことをな」

 

 

ほんと?

ぼくとあそんでくれる?

ぼくにいろをみせてくれる?

いろんなことを、はなしてくれる?

 

 

「おぅ、任しとけ。

お前が知らないこと、見たことない場所、聞いたことない音を教えていくさ。

今後一瞬たりとも『寂しい』なんて思う暇がないようにしてやっかんな!」

 

 

 

 

 

 

fin.

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

やった!PSPポップンをクリアしてからのハテナ熱に乗じて作ってしまいました。萌えの力って凄いな(…

アドベンチャーモードの話から色々な想像を膨らましてみました。ゲームと出会いはちと違いますが。

水、森、大地、火の神様や精霊クラスでなければハテナの声は聞こえなかったのでは?なんて妄想。

作品中、ハテナと話したキャラはマダム・ラゴラとフィリのイメージです。お粗末。

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