最近雨の日が続いたので色々なキャラでお話を。全く別々の話で、登場キャラはMZD(と彼の奥さん)です。思いきり捏造話ですので苦手な方はご注意
++2++
「…あらら、やっぱり降ってきちゃった」
電車に乗ったときはまだ しとしと雨だったのに
最寄りの駅に着いたころには本降りになってきていた。
確か朝の天気予報では「お出かけには折りたたみ傘を」なんて言っていたけれど
まぁこの空色なら大丈夫でしょうと 今朝は雨具を持たずに出かけた。
何とかなるわと考えた自分の性格をほんの少しだけ後悔する。
ちょっとこの雨の勢いでは何とかなりそうもない
雨が上がるまでどこかで雨宿りしてもいいのだが
用事を済ませるのに思ったよりも時間がかかったので 出来れば急いで帰りたい。
仕方がないからそこのお店で傘を買って帰ることにしよう
どうせならこれから先も使いたくなるような良いものを買おうか
いやいや普通の安いやつで十分かしら なんて
考えを巡らせながら改札を通ると
青色の傘を差しながら白色の傘を手に持つ よく知った顔が1人。
「あんだけ朝の天気予報で今日は傘要るぞーって言ってたのに、なーんで持ってかないかねぇお前は」
「…何で貴方がここに?」
+++
傘を差しながら2人で家路を歩く
彼は相合い傘を希望してきたがそこは断固拒否した
雨は弱くなったと思ったらまた強くなり、暫く止みそうもない
「ねぇ。さっき、何で駅に来てたの」
おいおい見れば分かるだろ。傘のお届け物の為です
いや、そうじゃなくて。
何で、私が傘を持たずに出かけて
しかも帰り道に本降りになってきて困っていることが分かったのよって話。
彼はきょとんとした顔をして
そりゃ分かるよ、俺には
あら、なぜ?貴方が神様だから?
ちげーよ。お前に惚れてるからだろ
男の子ってのは愛する女の子のことなら何でも分かっちゃうもんなの
そう言ってくるくると傘を回し いつもの笑い顔をみせた。
もう女の子なんて歳ではないわと言い返したいところなのに
赤く火照った顔を傘で隠すので精一杯だ
この人は不意にこういうことを言ってくるから参る
そこが良いところでもあるのだが。
でもまぁ
次の雨の日には相合い傘で帰ってみてもいいかな、なんて少し思った。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
他サイトさんでMZDと奥さんとのお話を見かけると色々と想像が膨らみます。
そうだよ、この人には奥さんいるんだよねぇって改めて認識。
公式ラウンジを読んで、何となくだけれど、奥さんは絵にしてはいけないような気がした。
でもどうにか2人のことを形にしたくって、自分なりに文章で頑張ってみました。お粗末。
[1回]
PR