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花しるべ

「桜御膳」内のFiction別館サイト。取り扱いはポップンミュージック(非公式)が主。 初めての方は〔はじめに〕をお読み下さい。  
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僕達のハッピーソング.3

「くだらん茶番はもう良いだろう、スマイル・・・

勿体ぶらないで、其れを持ってさっさと種明かしをして来い。私は帰りたいんだ」

 

 

もぅ、ユーリってば本当に短気なんだからー

そう言って笑うスマイルの手には、先程ユーリが頭を叩くのに使用した紙の束。

紙の束は何やら見慣れたもので、びっしりと埋め尽くされている。

 

 

 

 

「音符、ってことはその紙・・」

 

 

 

 

 

 

・・・!

まさか!

 

 

「しーっ、大きな声だしちゃ駄目だよ、アッシュ君」

指を唇に当てて「静かに」の格好をとったスマイル。

 

 

 

そして未だ憤慨した様子の元依頼主に近づき、話しかけた。

 

 

「失礼ですが、私は曲が出来ていない とは一言も申しておりません。

“今年”のお嬢様の誕生歌をどれにするかまだ決めていない、と申したのです」

 

「どれにするか・・・?出来たのは1曲ではない、とでもいうのか」

「はい。お嬢様の1歳から15歳までの誕生と成長をお祝いして、15曲ほど」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの短期間で1曲どころか15曲も作った?

耳を疑うようなスマイルの発言に言葉もでない。

表情を見る限り、それは富豪家も同じようだ。

 

「そ、それならそうと早く言えば・・・儂もそこまできつくは当たらな・・・」

「良いんですよ。どうせ気にしてませんし、先程の発言は本音だったんでしょうし」

 

 

 

 

 

富豪家の白々しい釈明を遮る。

そして、これ以上ない偽りの笑顔を貼り付けて

スマイルは最後の言葉を言い放った。

 

「しかし、誠に残念ですが御契約は破棄、ということですので・・・

これらの曲はなかったものとして、全て此方で処分させて頂きますネ」

「ま、待て!儂が悪かった!待ってくれ・・」

 

 

 

 

 

 

富豪家が急いで歩み寄り、楽譜を取るよりも早く

スマイルはあの笑みを浮かべながら顔を下げ――

「ヒヒッ、残念デシタ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ビリ・・・ビリ

ビリィ・・・ッ

 

 

 

 

 

 

 

 

楽譜は富豪家の目の前で破られ、演奏される機会を永遠に失った。

 

 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

「うさっぷち」の管理人、うさこ様の日記(09,4,18の記事)にて書かれた設定を元に創作させていただきました

この話も、とりあえずここで完結です…といいたいところですが嘘です。だってこのままじゃスマイル只の悪人!

その後の話が残っています。宜しければ、もうちょっとだけお付き合い下さい

 

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